コラム

英語を学ぶならオーストラリア英語はやめたほうがいい?

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カンガルー

よく、「オーストラリア英語は訛っているから英語の勉強に向かないよ」とか、「オーストラリアで勉強すると訛りがうつるから注意したほうがいいよ」という声を聞きます。

MASA
訛りか~、じゃあ訛りのない英語ってどんなの?アメリカ英語のことかな?

こんにちは、オーストラリア在住13年目のMASA(@ozuijyu)です。

世界を見渡せば、たくさんの英語が話されていますよね。

英語を母国語とする国だけでも、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アイルランド、南アフリカなど。

その中でも、「オーストラリア英語は訛っている」という認識はまだまだ根強いようです。

これについて、僕なりの意見を書いてみたいと思います。

以下のような方々に参考になれば幸いです。

・今後、オーストラリアで英語を学ぶ予定の人(ワーホリ、語学留学)
・もうすでにオーストラリアで英語を勉強中の人
・英語学ぶならアメリカ英語でしょ!という人

ぶっちゃけ、訛りってなに?

訛り

まず、「訛り」の定義について前置きしておきましょう。

goo国語辞書をみると以下の説明がありました。

ある地方特有の発音。標準語・共通語とは異なった発音。

ということは、例えばオーストラリア訛りとは、オーストラリア特有の発音ということになります。

気になるのは、標準語・共通語とは異なった発音という点。

はたして英語の標準語ってどこの英語のことを指すのでしょうか?

イギリスのRP(Received Pronunciation 容認発音)のこと?←かなり少数
アメリカ中西部の発音?←でもそれは、アメリカの標準語なのでは?

いろいろ調べてみても、世界の中で、ここの英語が標準だ!という答えは見つかりませんでした。

いってみれば、どの国も特有の訛りがあるということです。

アメリカだけをとってみても、地域によっていろんな訛りがあるし、イギリスだってそうです。

そう考えると、訛りという概念自体、あんまり気にしすぎるのはどうかと思いますね。

そしてもうひとつ、特有のスラングや表現を除けば、英語を母国語とする国のネイティブスピーカーは、それぞれの国の英語を理解し、意思疎通がとれるということ。

日本で例えるなら、東京の人が大阪の人の話すことを理解できるのと同じなのです。

正直僕も以前は、オーストラリア訛りというのを少し気にしていた時期がありましたが、今は全く気にしていません。

むしろオーストラリア訛り、大好きです。

だってどこの国の英語も訛っているのだから!

じつはオーストラリア英語は言うほど訛っていない?

まず、都市部で出会うオーストラリア人のほとんど(とくに若者)は、日本人が思っているほど訛っていません。

ただ、一口に訛っているといっても、その訛りの度合いによってオーストラリアには3つのアクセントに別れます。

・ブロードアクセント・・・もっとも訛りが強い。
・ジェネラルアクセント・・・やや強めだが、ブロードアクセントほどではない。
・カルティベイト・・・ほとんど訛りが感じられない。

※実際には、はっきりカテゴライズされているわけではなく、ブロードとジェネラルの中間、ジェネラルとカルティベイトの中間などの層も存在します。

詳しくはこちらの記事を参照してみてください。

オーストラリア英語のなまり
オーストラリア英語のなまりは一つじゃなくて実は3つもあった!?

オーストラリア英語って、どんななまりなの? 「あーっ、強烈になまっている英語だよね?」 「挨拶は決まってグッダイマイト!でしょ?」 エイをアイと発音することから、「I am going to the ...

おそらく、「オーストラリア英語は訛っている!」という人は、ブロードアクセントか、ブロードよりのジェネラルアクセントのことを指して言っているのでしょう。

いわゆる、エイがアイに聞こえる、アイがオイに聞こえる、やたら語尾にマイッ、マイッ(mateのこと)をつける、などが顕著にあらわれるアクセントのことです。

オーストラリア英語というと必ずといっていいほど例に出てくる、I am going to the hospital today.がI am going to the hospital to die.に聞こえるというのもソレですね。

著名人なら、クロコダイルハンターこと故スティーブ・アーウィン氏が話す英語が典型的なオーストラリア訛りがソレ。

もしかして、オーストラリア人はみんな、こんな英語を話していると思う人もいるかもしれませんね。

確かに、オーストラリアの田舎エリアに住んでいる人や年配の人(とくに男性)、Tradieと呼ばれる職人連中(大工や左官屋さんなど)が使う英語はかなり訛っています。

オーストラリアに13年住んでいる僕ですら、彼らの英語はた聞きづらいときがあります。

でも、都市エリア(シドニー、メルボルン、ブリスベン、パースなど)に住むオーストラリア人の多くはジェネラルかカルティベイトよりのジェネラルアクセントを話します。

特に20代以下の若い人たちの英語は、ほとんど訛りを感じさせません。

以下に、若いオーストラリア人Youtuberの動画を紹介しますので、彼れらの話す英語を聞いてみてください。

どうですか?

オーストラリア英語に慣れていない人が聞けば、彼らが話す英語に訛りを感じることはほとんどないと思います。

もちろん、彼らの話す英語はアメリカ英語やイギリス英語とは異なりますが、今まで言われてきた典型的なオーストラリア訛りとも違いますよね。

また、オーストラリアで英語を学ぶにあたっては、ほとんどの人が現地の語学学校に通うことになりますが、語学学校の英語教師も強い訛りの人はいません。

ですから、オーストラリアの都市部に住み、オーストラリアで英語を学ぶのであれば、オーストラリアの強い訛り(ブロードアクセント)がうつることは考えにくいです。

オーストラリアに13年近く住んでいる僕の英語が、ブロード訛りになっていないのがその証拠です。(笑)

そもそも日本で普通に英語を勉強してきた僕たちにとって、オーストラリアの強い訛りを習得するのは至難のワザですよ。

シドニー・オペラハウス

Photo by Keith Zhu on Unsplash

ということで、

今から、オーストラリアでワーホリ、留学する方、特別オーストラリア英語の訛りを心配する必要はありませんのでご安心を。

そして、標準的なオーストラリア英語を学べば、アメリカ人やイギリス人とも普通にコミュニケーションが取れますのでご安心を。

ちなみに、上で紹介したスティーブ・アーウィンの動画は、アメリカの番組ですが、ホスト役のオプラ(アメリカ人)もスティーブ・アーウィンの話すオーストラリア訛りの英語を完全に理解しています。

まとめ

アメリカ英語を学びたい、とい人はアメリカ英語を学べばいいし、イギリス英語を学びたいならイギリス英語を学べばOKです。

基本的には、自分が住む国(移住先)、働く国の言語を学べばいいのではないでしょうか。

それが自然ですし、環境的にも勉強しやすいです。

そして、オーストラリアで英語を学ぶなら、オーストラリア英語を習得するというのが自然なのではないでしょうか。

所詮、英語は英語、コミュニケーションツールでしかありません。

そこまで訛りにこだわる必要ってあるんでしょうか?

そして、繰り返しますが、現在の標準的なオーストラリア英語はそこまで訛ってませんから!

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