オーストラリアのショッピングセンターには、Target(ターゲット)やK-mart(ケーマート)Big W(ビッグ・ダブル)といった、生活雑貨全般を扱うスーパーがあります。
そして、これらのスーパーに行くと、「lay-by」という文字を見かけます。
ちなみに、レイバイと読みます。
オーストラリアに来た当初の僕は、lay-byという文字をみたときに「はっ?」ってなりました。

このlay-by、一体どんな意味なのでしょうか?
オーストラリアではlay-byはどんな意味?
ズバリ、オーストラリアでは、lay-byはある特殊な支払いシステムのことを指します。
オックスフォード英英辞典に、このlay-byの説明がありました。
A system of paying a deposit to secure an article for later purchase.
‘you could secure it by lay-by’(レイバイ使えば、それキープできるよ)
‘they take credit cards and lay-bys’(あそこは、クレジットカードとレイバイ使えるよ。)
出典:https://en.oxforddictionaries.com/
ちなみに、lay-byは名詞なので複数形lay-bysも出てきます。
たとえば、ショッピングセンターに行って、どうしても欲しいものがあったとします。
でも、今はそれを買うお金がない。
でも、どうしても欲しい~!!
お金を貯めてから買ってもいいけど、その時、この商品がなかったら超ショック!!!!!
こんな状態のときに、lay-byのシステムを使えば、今すぐ全額払わずとも、商品を確保できるのです。
lay-byに申し込むと、分割払いをして全額払うまでは店側が商品をキープしてくれるんです。
ただし、全額払うまでは自分の手に入りません。
ちなみに、BigWのウェブサイトに書かれてあるlay-byの説明を見てみましょう。
You can lay-by purchases of $50 or more at BIG W stores and spread the payment over a number of weeks
To establish a lay-by, you must pay a 10% deposit (5% for pensioners) and a $5 non-refundable service fee. Lay-bys are available for up to 10 weeks (12 weeks for pensioners) and regular fortnightly payments of at least $5 must be made.
要約すると・・・
lay-byの利用には、10%の預かり金(年金受給者は5%)が必要で、5ドルのサービスフィー(※返金されない)がかかります。
lay-byは、最大10週間(年金受給者は12週)までの利用が可能で、2週間ごと、最低5ドルの支払いが必要です。
ちなみに、上の文中にある、fortnightlyについてはこちらの記事を参照ください。
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lay-byは、オーストラリアの他、ニュージーランドにもある支払いシステムです。
個人的に使ったことはないのですが、必要な人にとっては、とっても便利なシステムなのかもしれませんね。